中越沖地震後の柏崎市中心市街地の復興状況と土地・建物権利との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Relations between Reconstruction Situation after the Chuetsu-oki Earthquake and Ownership of Lands and Buildings in Kashiwazaki Central District

抄録

柏崎市の中心市街地は2007年の中越沖地震で大きな被害を受けた。本研究はその後の復興状況を調査するとともに、土地建物権利関係と復興状況との関係解明を目的とする。まず、建物復興状況をみる為に11町丁目125haを対象として2015年に現地踏査を実施した。次に、被災してからの建物の変化を「維持」「更新」「滅失」の3つに分類した。さらに、2005年の土地・建物権利を地籍図と登記簿で確認し、権利者が同じであれば「単純」に、違う場合は「複雑」に分類した。分析の結果、建物の復興状況は「維持」、権利関係は「単純」がそれぞれ8割以上を占めた。中越沖地震後の柏崎市中心市街地では、「滅失」による低未利用地化も一部で進んでいたが、建物の更新に加えて、多くの「維持・改修」により市街地の復興が進んでいた。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 52 (3), 1101-1107, 2017-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (2)*注記

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