中心市街地における大規模商業施設の出店による歩行者通行量への影響

• 谷本 翔平

  岡山大学大学院

• 佐藤 克哉

  福山市役所

• 氏原 岳人

  岡山大学大学院

• 阿部 宏史

  岡山大学大学院

書誌事項

タイトル別名

• Impact on pedestrian volume associated with opening a large-scale shopping center in city center

抄録

まちづくり三法の改正により、これまで郊外に出店していた大規模商業施設の中心市街地への出店が目立っている。本報告では、岡山市の中心市街地に新たにオープンした大規模商業施設（JR岡山駅から徒歩数分の位置）を対象として、中心市街地の歩行者通行量への影響を面的に把握した。分析の結果、例えば休日の場合、店舗種類やターゲット層が大規模商業施設と類似しているかどうかが、歩行者通行量の変化に大きな影響を与えていた。つまり、中心市街地に大規模商業施設が出店されても、ターゲット層の差別化が図られているエリアに対しては、その影響は大きくない。一方、岡山駅周辺と既存商店街周辺の（エリア間競争における）特徴の明確化等も影響して、来街者層がもともと多様であった既存商店街周辺において、来街者の高年齢化が進行するなどの課題も浮き彫りとなっている。

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 52 (3), 255-262, 2017-10-25

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• 歩行者通行量
• 大規模商業施設
• 中心市街地

詳細情報

• CRID: 1390282679192216192
• NII論文ID: 130006179657
• DOI: 10.11361/journalcpij.52.255
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/52/3/52_255/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可