東京オリンピック・メインスタジアムへの観戦客に対する新宿御苑を活用した動線計画

• 渡部 大輔

  東京海洋大学

• 鳥海 重喜

  中央大学

• 田口 東

  中央大学

書誌事項

タイトル別名

• Flow Planning of Spectators to Tokyo Olympic Main Stadium with Utilization of Shinjuku Gyoen Park
• Evaluation using trip assignment model of spectators based on time-expanded network
• 時間拡大ネットワークを用いた徒歩流動モデルによる評価

抄録

本研究では，東京オリンピック・メインスタジアムへの観戦客の入場に際し，新宿御苑を活用した動線計画の提案を行い，時間拡大ネットワークに基づいた徒歩流動モデルにより計画の妥当性について評価した．まず，既存研究や先行事例から動線計画と入場管理の調査を行った．そして，徒歩流動モデルとして，新宿駅の各路線のホームから御苑を経由し，メイン会場までの平面ネットワークを設定し，所要時間と待機時間をコストとして表現した時間拡大ネットワークを構築した上で，容量制約付き最小費用流問題により観戦客の配分を行うモデルを構築した．そして，本モデルにより，駅構内や御苑内に滞留する人数を把握することで，セキュリティチェックのゲート数やゲート通過時間等の影響を分析し，御苑内のセキュリティチェックに必要な設備や面積の検討を行った．その結果，今回想定した観戦客の移動需要（約25,000人）と条件設定に対して，円滑な入場を行うために必要なゲートの数と面積を見積もることができた．

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 52 (3), 1341-1348, 2017-10-25

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• 東京オリンピック・パラリンピック
• 動線計画
• 時間拡大ネットワーク
• 新宿御苑

詳細情報

• CRID: 1390282679192226176
• NII論文ID: 130006179676
• DOI: 10.11361/journalcpij.52.1341
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/52/3/52_1341/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可