腸内細菌叢と心血管病

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抄録

近年、疾患発症と腸内細菌叢との関連が調査され、代謝疾患・免疫疾患・悪性腫瘍などの分野の報告が相次いでいる。心血管病の分野では、腸内細菌由来代謝物のトリメチルアミンNオキシド(TMAO)が動脈硬化を悪化させ、心血管イベントの増加に関連すると報告され、循環器疾患の治療標的として注目されている。本稿では、動脈硬化をはじめ高血圧や心不全といった心血管病の病態と腸内細菌との関連について、世界的な研究の動向と我々のグループからの報告を紹介して、今後の展望を述べたい。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 53(11), 1073-1076, 2017

    公益社団法人 日本薬学会

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