腱板大・広範囲断裂例に対する鏡視下修復術後の腱板筋脂肪変性と筋力
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抄録
本研究の目的は,腱板大・広範囲断裂例に対する鏡視下一次修復術後の腱板筋脂肪変性と筋力回復の関係を明らかにすることである.大・広範囲断裂と診断し鏡視下修復術を行い,対側に超音波で腱板断裂を認めず,術後24か月まで症状のなかった21例(平均年齢65歳)を対象とした.術前,術後6,12,18,24か月で筋力を測定し対側比を求めた.術後12か月のMRIでは,全例で修復腱板の連続性を認めた.術前および術後12か月のMRIで,Goutallier分類Stage0-1を脂肪変性なし群,Stage2-4を脂肪変性あり群とすると,術前脂肪変性なし群とあり群ではいずれの筋力も差は認めなかった.術後では脂肪変性あり群は,90°および45°外転位外転筋力が術後24か月で,下垂位外旋筋力が術後12か月以降で有意に低下していた.術後12か月で修復腱板の連続性はあるものの腱板筋脂肪変性があるとその後の筋力回復が劣ることがわかり,修復腱板の状態と腱板筋脂肪変性の長期的な推移を今後検討する必要がある.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 41 (3), 726-729, 2017
日本肩関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204757922944
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- NII論文ID
- 130006195358
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可