2012年と2013年の夏季の西部北極海における溶存メタンの起源解析

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タイトル別名
  • Analysis of methane source in the summertime western Arctic Ocean in 2012 and 2013

抄録

<p>近年の急速な温暖化に伴う北極海での海氷面積の減少により、メタンの生成が促進されていることが指摘されてきた。しかし、西部北極海では溶存メタンに関するデータがほぼ空白である上、北極海全体においてもメタンの生成・消滅過程の推定に有用な安定炭素同位体比(δ13C値)を用いた研究例が限られている。そこで本研究では、西部北極海の溶存メタンの濃度とδ13C値を分析し、その生成・消滅過程の寄与の推定を行った。濃度はガスクロマトグラフ/水素炎イオン化検出器を、δ13C値はガスクロマトグラフ/燃焼/同位体質量分析計をそれぞれ用いた。測定の結果、表層海水および沿岸陸棚域において、メタンの濃度、δ13C値ともに2012年と2013年とでは異なる水平・鉛直分布が見られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205738108032
  • NII論文ID
    130006198724
  • DOI
    10.14862/geochemproc.64.0_231
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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