P2-28 IFN-γ-T-betを介したTh1細胞代謝変容とSLE病態への関与  [in Japanese]

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Abstract

<p>  SLEにおいてCD4+細胞,特にTh1細胞は病態形成に重要な役割を果たす.今回,SLE患者CD4+T細胞におけるIFN-γ,T-betの役割について検討した.SLE患者末梢血では,健常人に比しCD4+CXCR3intT-bethi細胞が有意に増加していた.同細胞はeffector memory細胞で,IFN-γを強力に産生し,治療抵抗性に深く関与していた.B6マウスを用いてCD4+T細胞におけるIFN-γ,T-betの役割についてさらに詳細に検討した.TCR刺激3日後のmRNAの変化をRNA-seqで網羅的に解析した結果,ダイナミックな細胞内代謝関連遺伝子,特に解糖系酵素群の発現上昇がみられ,IFN-γ追加でslc2a3, hk1, pfkp, aldoaの更なる発現上昇がみられた.ChIP-seqにより,T-betは同酵素のlociへ結合しており,直接的に発現亢進を誘導した可能性が示唆された.フラックスアナライザー解析では,TCR刺激で解糖系亢進がみられ,T-bet欠損マウスで低下した.次にin vivoでの再現のため,B6野生型,T-bet欠損マウスからそれぞれ得たCD4+細胞をRAG2欠損マウスに移入し,トキソプラズマ感染(Th1病態)させた後,同細胞を別々に回収し,RNA-seqにて解析した.その結果,T-bet欠損マウスでは解糖系酵素の発現が低下していた.以上の結果から,SLEにおいてCD4+細胞のIFN-γ-T-betを介した細胞代謝変容は治療抵抗性に関与する可能性が示唆され,新たな治療戦略として期待される.</p>

Journal

  • Japanese Journal of Clinical Immunology

    Japanese Journal of Clinical Immunology 40(4), 315d-315d, 2017

    The Japan Society for Clinical Immunology

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130006219517
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    0911-4300
  • Data Source
    J-STAGE 
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