陽極酸化処理によるナノ構造を利用した金属-樹脂直接接合

• 門屋 祥太郎

  東京大学大学院　工学系研究科

• 木村 文信

  東京大学生産技術研究所　機械・生体系部門

• 梶原 優介

  東京大学生産技術研究所　機械・生体系部門

書誌事項

タイトル別名

• Metal-Polymer Direct Joining using Anodized Nano-structures
• ヨウキョク サンカ ショリ ニ ヨル ナノ コウゾウ オ リヨウ シタ キンゾク-ジュシ チョクセツ セツゴウ

抄録

本研究では，金属表面の微細構造を利用した金属- 樹脂直接接合技術に関して，表面粗化手法として陽極酸化処理を用いて，その接合性の検証や，処理条件と接合強度の関係について調査した．陽極酸化処理条件として処理電圧やエッチング時間などを制御し，20 ～ 300 nm 程度の孔構造を作製し，樹脂との接合実験を行った．各サイズの孔構造を持つ金属試験片と樹脂との間で，10 MPa 以上のせん断強度を持つ直接接合が形成された．また表面処理条件の比較から，表面の孔構造のアスペクト比が接合強度に影響を与えることを示唆する結果が得られた．

収録刊行物

• 生産研究

  生産研究 69 (6), 419-422, 2017

  東京大学生産技術研究所

詳細情報

• CRID: 1390001204060558976
• NII論文ID: 130006230280
• NII書誌ID: AN00127075
• DOI: 10.11188/seisankenkyu.69.419
• ISSN: 18812058
• ISSN: 0037105X
• NDL書誌ID: 028727163
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I028727163
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可