脾sclerosing angiomatoid nodular transformationの1例

DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献6件
  • 森 拓哉
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座
  • 山添 定明
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座
  • 大平 豪
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座
  • 木村 健二郎
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座
  • 天野 良亮
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座
  • 大平 雅一
    大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Splenic Sclerosing Angiomatoid Nodular Transformation Diagnosed by Laparoscopic Splenectomy—A Case Report—
  • 症例 脾sclerosing angiomatoid nodular transformationの1例
  • ショウレイ ヒsclerosing angiomatoid nodular transformation ノ 1レイ

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抄録

症例は49歳，女性．右進行乳癌の診断で化学療法を施行されていた．同時に脾腫瘍も指摘されており，明らかにはサイズ変化はないもののPETにて集積亢進を認めたため，乳癌の脾転移を含め悪性疾患の可能性が否定できず，診断・治療目的に腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した．免疫組織化学検査所見でsclerosing angiomatoid nodular transformationと診断された．本疾患は2004年に報告された脾腫瘤形成性良性疾患の一つと考えられており，報告例が少ない稀な疾患である．今回われわれは腹腔鏡下脾摘出術を施行し，診断しえた症例を経験したので報告する．

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