雑音あり量子サンプリングのためのしきい値定理
-
- 藤井 啓祐
- 東大工
書誌事項
- タイトル別名
-
- A threshold theorem for noisy quantum sampling problems
抄録
<p>可換量子回路やボソンサンプリングなど,万能量子計算よりも実験的実現性が高い非万能量子計算モデルを利用した量子の優位性(quantum supremacy)の検証が注目されている.このようなサンプリング問題では,特定の確率分布のもとでのサンプリングがターゲットとなり,その基準はl_1ノルムの意味での誤差や乗法的近似といった厳しいものであるため,雑音があるとこれらの基準をクリアできない.本研究では,雑音のある量子サンプリングにおいても量子の優位性を検証できることを,新たなしきい値定理の証明によって示した.</p>
収録刊行物
-
- 日本物理学会講演概要集
-
日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 498-498, 2016
一般社団法人 日本物理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205958942720
-
- NII論文ID
- 130006246162
-
- ISSN
- 21890803
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可