農地集積に伴う圃場間移動の巡回セールスマン問題の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Considering Traveling Salesman Problem on Traveling Across the Farmland Associated with Farmland Concentration
  • 農地集積に伴う圃場間移動の巡回セールスマン問題の検討 : 2-opt法を用いたシミュレーションによるアプローチ
  • ノウチ シュウセキ ニ トモナウ ホジョウ カン イドウ ノ ジュンカイ セールスマン モンダイ ノ ケントウ : 2-optホウ オ モチイタ シミュレーション ニ ヨル アプローチ
  • — 2-opt法を用いたシミュレーションによるアプローチ —
  • — Approach by the simulation using 2-opt method —

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抄録

本研究では, 米生産の管理作業に付随する日常的な圃場巡回時間に関するシミュレーションを行う.今後も農地貸借による集積が進むと考えられる場合, 圃場の場所によっては圃場間移動時間による作業ロスが増す可能性があり, 経営計画を策定するうえで十分検討する必要がある.そこで, 担い手として農地集積の期待がかかる経営体を事例として, 段階的な経営拡大シナリオの下で, 最適な圃場巡回を行った場合の総移動距離と総移動時間の増加傾向を読み解く.シミュレーションの結果, ランダムに農地集積した場合には, 新規借入農地数に連動して増加する総移動距離の増加傾向は逓減する一方, 本シミュレーションの条件下では総移動時間は異なった増加パターンを示すことが明らかとなった.基礎的な分析であるが, 将来的な農地集積が進展した際に予想される状況に関する有用な知見が得られた.

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