ロービジョン者の視覚機能が歩行時の利用情報に与える影響の分析

• 柳原 崇男

  神奈川県総合リハビリテーションセンター/首都大学東京 都市科学研究科

• 齋藤 圭亮

  （株）建設技術研究所

• 北川 博巳

  兵庫県立福祉のまちづくり研究所

• 三星 昭宏

  近畿大学理工学部社会環境工学科

書誌事項

タイトル別名

• An Impact analysis of visual performance to information for mobility in people with low vision

抄録

ロービジョン者の移動問題を考える上では、その「見え方」を考慮する必要がある。しかし、ロービジョン者の歩行環境整備全般にわたって、視覚および他の感覚機能からどのような情報を入手して歩行しているのかは十分に把握できていない。本研究では、ロービジョン者の視覚機能が歩行時の利用情報に与える影響について明らかにした。その結果、視覚機能の低下が、聴覚情報、触覚情報の利用に大きく影響を与えいるが、視覚情報利用に大きく影響していない。このことより、ロービジョン者には視覚情報は重要であり、認知できる視覚情報を提示することが歩行環境整備では有効である。

収録刊行物

• 土木計画学研究・論文集

  土木計画学研究・論文集 27 (0), 893-902, 2010

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• ロービジョン
• 視覚機能
• 歩行
• 移動情報

詳細情報

• CRID: 1390001204638584320
• NII論文ID: 130006275251
• NII論文ID: 80021465115
• DOI: 10.2208/journalip.27.893
• ISSN: 18848303
• ISSN: 09134034
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalip1984/27/0/27_893/_pdf
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可