非負値テンソル因子分解を用いた検索ログデータからのバス利用特性の分析

  • 桑野 将司
    鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 木下 礼央
    鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 福山 敬
    鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 谷本 圭志
    鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 菅原 一孔
    鳥取大学 工学研究科情報エレクトロニクス専攻
  • 川村 尚生
    鳥取大学 工学研究科情報エレクトロニクス専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSES ON PASSENGER CHARACTERISTICS USING BUS ROUTE SEARCH RECORDS BASED ON NON-NEGATIVE TENSOR FACTORIZATION

抄録

鳥取県では,鳥取大学で開発された経路検索サービスであるバスネットが導入されている.バスネットには,ログデータとして,利用者の指定出発地,指定目的地,指定日時などの起終点情報を含む移動希望に関する情報が含まれている.本研究では経路検索システムに蓄積された利用者の検索行動を移動希望と定義し,移動希望からの交通特性の分析を試みる.具体的には,2014年10月,11月の2か月間の鳥取市における検索履歴を対象に非負値テンソル因子分解を用いて,出発地,目的地,曜日,検索時間帯別の移動希望の特徴を抽出する.分析の結果,鳥取市中心部から郊外部への移動希望における,平日と休日での外出希望時間帯に違いがあることや,鳥取市中心部の通勤・通学時の移動希望が特徴的であることなどの交通特性が抽出された.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (3)*注記

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