若者の余暇活動の実態と意識―地方都市への地域定着を視野に入れて―

書誌事項

タイトル別名
  • LEISURE ACTIVITIES OF YOUNG PEOPLE—TOWARD SETTLEMENT IN LOCAL CITIES—

抄録

近年,地方都市において人口の自然減に加えて若年層の社会減が問題となっている.一方,スマートフォンの普及や都市機能の集約化の動きは,人々の余暇環境を変化させているものと考えられる.本研究は,若者の地方都市への地域定着や都市機能集約化を視野に,首都圏における20代~40代の就業者の余暇活動の実態と意識を明らかにすることを目的とする.分析の結果,娯楽・文化活動の量を増やしたい若者が多く,余暇活動を行うための施設数に対する満足度が北関東では低いことがわかった.また,余暇活動の種類に応じて,年齢,居住地,性別,婚姻関係や交際相手の有無,子供の有無や年齢などの個人属性が余暇活動の頻度,消費金額,場所に与える影響が異なることがわかり,地方都市への地域定着を視野に入れた余暇活動機会の提供に関する示唆を得た.

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