東アジア域内におけるバルク貨物コンテナ化の要因分析

書誌事項

タイトル別名
  • A QUANTITATIVE ANALYSIS OF THE BULK CARGO CONTAINERIZATION IN EAST ASIA

抄録

本研究では,日本からASEANにまたがる東アジア域内の海上輸送に関して,ばら積み輸送されているバルク貨物のコンテナ化を促進する可能性を探るべく要因分析を行った.まず,海上輸送データを用いてクラスター分析を行い,品目別にコンテナ化の進展動向を明らかにした.次にクラスター別に,海上輸送量に占めるコンテナ輸送量のトンベースの比率であるコンテナ化率の決定要因を調べるため,同時方程式モデルを推計した.分析結果より,コンテナ化率の低い品目のコンテナ輸送を促進する観点から,港湾および陸上インフラ整備の重要性に加え,通関手続などの輸出入手続費用削減が重要であること,一部バルク貨物のコンテナ化がコンテナ輸送におけるインバランス解消の有用な手段となりうることが示唆された.

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