1粒子蛍光イメージングによる高精度がん組織診断法
この論文をさがす
抄録
がん手術後の回復の見込み(予後)や抗がん剤の効果(薬効)の評価は,生検や手術で摘出した組織に存在するがん細胞の形態や性状を病理診断することで行われる.がんの性状診断では,がんの発症や進展に関わるマーカータンパク質の発現量を免疫組織化学法で調べる.しかし酵素反応に依存した免疫組織化学法は,定量性や感度に課題があり,予後や薬効を診断する上で十分とは言えなかった.我々はこの課題を解決すべく,蛍光ナノ粒子を検出プローブに用いた新たな方法を開発し,既存法よりも格段に高精度な診断技術開発に成功した.本稿では1粒子蛍光イメージングによるがん組織診断法を紹介する
収録刊行物
-
- ファルマシア
-
ファルマシア 54 (1), 36-40, 2018
公益社団法人 日本薬学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204501113728
-
- NII論文ID
- 130006301412
-
- ISSN
- 21897026
- 00148601
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可