VI.<i>Helicobacter pylori</i>感染陰性時代の消化管疾患:胃食道逆流症(GERD)

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タイトル別名
  • VI. Gastroesophageal Reflux Disease

抄録

<p>胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は1990年代後半より増加してきており,有病率は成人の10~20%と推定される.Helicobacter pyloriH. pylori)感染は胃粘膜萎縮,酸分泌能低下を介してGERDに影響を与えてきたことから,一般にH. pylori感染とGERDは負の関係にある.除菌後GERDは一過性で軽症であり,一部のGERDは除菌により改善する.H. pylori感染陰性時代のGERDには日本人の酸分泌能,生活習慣,肥満,内臓脂肪,薬剤などが影響を与える.</p>

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