そこ、笑うとこ:留学生向けの落語会における観客による笑いの会話分析

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抄録

本研究では、会話分析の手法を用いて、日本語を第2言語とする観客が落語会でいつ、どのように笑うか、また笑うことによってどのような知識を主張するか検討する。データは外国人留学生向けに行われた落語会で収集したものである。分析では、①外国人の観客向けの落語会で演じられていた落語の構造的特徴である「ボケ+ツッコミ」というのがいかに笑いを適切な位置に産出するための探索の枠組みとなり得たかを示し、そして②観客、及び落語家を含める参加者がどのように「ボケ+ツッコミ」の出現によって可視化される「笑う位置」に「笑う」という行為を協同達成するかを示す。最後に、Sacks(1989)のアメリカ英語における冗談に関する研究と比較し、「笑う位置に笑う」という行為が、笑える要素を「理解した」という主張とどのように関わるかを検討していく。

収録刊行物

  • 笑い学研究

    笑い学研究 24(0), 17-32, 2017

    日本笑い学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130006308915
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    2189-4132
  • データ提供元
    J-STAGE 
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