皮膚腫瘍患者の受診動機調査―早く受診させるためには何が必要か―

  • 酒井 あかり
    新潟県立がんセンター新潟病院 新潟大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学分野
  • 鹿児山 浩
    新潟県立がんセンター新潟病院 富山大学大学院医学薬学研究部皮膚科学
  • 高塚 純子
    新潟県立がんセンター新潟病院
  • 赤澤 宏平
    新潟大学医歯学総合病院医療情報部
  • 竹之内 辰也
    新潟県立がんセンター新潟病院

書誌事項

タイトル別名
  • A Survey of Reasons for Medical Consultation among Skin Tumor Patients
  • ヒフ シュヨウ カンジャ ノ ジュシンドウキ チョウサ : ハヤク ジュシン サセル タメ ニワ ナニ ガ ヒツヨウ カ

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抄録

<p>皮膚癌の早期発見につながる有効な啓発活動の方向性を検討する目的で,皮膚腫瘍を主訴として当科を初診した患者1,179例の受診動機を調査した.受診動機を本人(自覚症状,他病のついで等),他人(家族の勧め,診察時に発見等),メディア(テレビ,新聞等)の3群に大別したところ,それぞれ68%,20%,12%を占めた.メディアを介した皮膚癌の啓発は中年女性をはじめとする特定の層での有効性が示唆された.また,皮膚科クリニックにおける積極的な皮膚検診は皮膚癌の早期発見とそれに伴う予後改善に寄与する可能性がある.</p>

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