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- 富山 和也
- 北見工業大学 工学部
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- 川村 彰
- 北見工業大学 工学部
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- ROSSI Riccardo
- Dept. of Civil, Architectural and Environmental Eng., University of Padova
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- GASTALDI Massimiliano
- Dept. of Civil, Architectural and Environmental Eng., University of Padova
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- MULATTI Claudio
- Dept. of Developmental Psychology, University of Padova
書誌事項
- タイトル別名
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- PHYSIOPSYCHOLOGICAL RESPONSE OF VEHICLE PASSENGERS TO SURFACE ROUGHNESS AND THE ACCEPTABLE LIMIT
- ロメン ノ ラフネス ニ タイスル シャリョウ ジョウイン ノ セイリ シンリ ハンノウ ト キョヨウ ゲンカイ ヒョウカ
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抄録
本研究は,車両乗員の安全性および快適性の観点から,路面のラフネスとヒトの精神的ストレスおよび認知に関わる生理心理応答との関係について,ドライビングシミュレータを用いた走行試験を実施し検討したものである.結果として,国際ラフネス指数(IRI)の増加に伴い,心理応答である反応時間が有意に増加する場合,生理的な心拍変動指標により定量化された短期および長期的な精神的ストレスが共に増加することがわかった.この結果より,ラフネスの増加は,快適性の低下のみならず,疲労の増加に伴う反応時間の増加により,安全性の低下につながることを明らかにした.また,ヒトの生理心理反応に基づき,幹線道路におけるIRIの許容限界について検討したところ,5.4 mm/mとなり,既存の研究成果を裏付ける結果が得られた.
収録刊行物
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- 土木学会論文集E1(舗装工学)
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土木学会論文集E1(舗装工学) 73 (3), I_89-I_96, 2017
公益社団法人 土木学会