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- 滝沢 茂男
- 国際バイオフィリア リハビリテーション学会(2013年)
書誌事項
- タイトル別名
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- 第10 回イタリア大会の開催
抄録
<p> 本会は2013年10月14―15日に、在日本イタリア大使館と在イタリア日本大使館、福祉用具の総本山とも言えるテクノエイド協会・常陸宮正仁親王殿下を総裁に奉戴する日本障害者リハビリテーション協会の後援の下、イタリア共和国キエーティ市で第10回大会を開催しました。</p><p> 天正遣欧少年使節団、バチカン、ローマ帝国など日本とイタリアの間には、豊かな歴史や文化、そして交流があります。またバチカン、ローマ帝国というと12使徒といわれる少数の人々から始まった世界中に20億人を超える信者がいるキリスト教を思い浮かべます。さらに80歳を超える平均寿命という共通点もあります。</p><p> この開催に併せ、学会ホームページの更改を行い、我々は「2つのパラダイムシフトを実現する研究と成果の普及を目的とする」を公開しました。</p><p> すなわちこの学会の目的は、第1のパラダイムシフト「リハ医学の再構築」により、人類の長寿命化の世紀に、人類の福祉の向上に欠かすことのできない健康寿命の延伸を、複合領域(医学・工学(機械・情報)・社会科学)の研究推進を基礎に、「自律的リハビリテーション(リハ)手法をリハ医療に主導的手法として取り込む」事により、リハ医学の再構築を行い、第2のパラダイムシフト「高齢になって、障害を得ても自立生活を送り続けることができる、そうするという意識転換を実現する」を可能にするものです。</p><p> 我々のすすめる「リハ医学の再構築」を考えると、これまでの「我が国のリハ医学の人的変化:2012年までの10年ほどでリハ専門医が810人から1787人と倍増し、理学療法士が470%10万人以上に増加した。ひるがえって担当者の増加に伴い、減少すると思われる要介護者は2012年に554万人と2000年の218万人から倍増」の状況は、高齢者の増加が大きな要因とはいえ、リハ医療を再構築する必要があることを示唆しています。</p><p> いまは文字通り12使徒にもたとえられる少数の研究チームです。そうした現状ですが、我々の志は、歴史上初めて高齢者が年少者より多い社会(日本・イタリア・世界の多くの国々)において、研究を通じて2つのパラダイムシフトを実現し、超高齢社会を持続可能にすることです。</p><p> 20億人以上の信徒を持つようになったキリスト教を振り返れば、「塊より始めよ、少数のグループによる活動が歴史的成果を導く。」です。本大会がその基礎になったものと確信しています。読者諸兄のご参加を期待しています。</p>
収録刊行物
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- バイオフィリア リハビリテーション研究
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バイオフィリア リハビリテーション研究 2017 (1), 104-106, 2017
バイオフィリア リハビリテーション学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680180004608
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- NII論文ID
- 130006320828
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- ISSN
- 18825559
- 13475568
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可