UAVによるバイオマス量の測定技術 Estimation of Forest Biomass Volume by Unmanned Aerial Vehicle(UAV)

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著者

抄録

<p>森林のバイオマス量調査は,森林の現存価値の把握および将来的な収量予測のために重要である。ただし,広大な森林を対象とした場合,全個体を測定することは現実的ではないため,対象林地の中にいくつかの標本地を設定し,その中に生育する個体のみ測定を行い,その結果から対象林地全体のバイオマス量推定を行う方法が採られる。ただし,この方法では標本地が対象林地の平均から外れると誤差が大きくなるという課題もある。</p><p>一方,人工衛星や航空機から対象の森林全域を調査する,いわゆるリモートセンシングという技術が研究されている。近年では,航空機にレーザーを搭載し,上空より照射したレーザーの反射から広域の3次元データを得る手法が多く用いられている。この手法は高密度,高解像度な測量が可能である一方で,コストが高額かつ結果が得られるまで数ヶ月程度かかる点が課題である。</p><p>そこで,より安価で即時性の高い全域測定手法として,無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle:UAV,俗称ドローン)に注目した。本報では,無人航空機を用いた効率的な森林のバイオマス量推定手法を考案し,実際にブラジル北部の植林地にて試験した結果について述べる。</p>

<p>In this study, we have developed high efficient estimation method of forest biomass volume using an Unmanned Aerial Vehicle(UAV).Three-dimensional data of forest canopy was generated by Structure from Motion from sequence aerial photographs taken by UAV and the biomass volume was calculated from the spatial volume between canopy and terrain on 15 plots(0.04 ha/plot)in northern Brazil plantation. We could investigate larger forest area by UAV than current method. The coefficient of correlation between spatial volume and actual biomass volume was high(R=0.88).</p>

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 71(11), 1267-1270, 2017

    紙パルプ技術協会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130006328127
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0022-815X
  • データ提供元
    J-STAGE 
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