03心−09−ポ−81(64) 最近の幼児の運動能力

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タイトル別名
  • 2016年全国調査から

抄録

<p> 幼児の最近の運動発達傾向を明らかにするために、全国106か所の幼稚園・保育所・こども園の4・5・6歳児の男児3931人、女児3754人の合計7685人を対象にMKS幼児運動能力検査を実施した。</p><p> その結果、運動能力の発達傾向としては、全体的には直線傾向を示していた。時代推移に関して、前回調査の2008年と今回の記録を年齢段階別に比較したところ、男児に関してテニスボール投げで6歳後半を除くすべての年齢段階で前回の記録を有意に下回っており、投げる能力の低下が認められる一方で、5歳前半から6歳前半の間で往復走の記録が前回に比べて有意に上回っていた。さらに、性差に関しては、ソフトボール投げ、テニスボール投げ、立ち幅跳びでは男児の方がすべての年齢段階で、25m走でも4歳前半を除く年齢段階で男児の方が女児よりも記録が有意に優れており、走跳投についてはこれまでの調査と同様の性差が確認された。また、捕球に関しても、4歳前半と6歳後半を除いた年齢段階で男児のほうが有意に優れていた。一方、体支持持続時間ではすべての年齢段階で、両足連続跳び越しでも4歳後半を除いて性差はみられなかった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680790602880
  • NII論文ID
    130006351658
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.121_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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