05バ−10−ポ−28(28) フリースローの正確性に影響を及ぼす要因の検討

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抄録

<p> 本研究では、フリースローの正確さに影響を及ぼす要因を明らかにするために、キネマティクス的要因と身体特性的要因について複合的に検討を行うことを目的とした。バスケットボール経験のある女子大学生16名を対象とし、フリースロー20本を行った。被験者の右半身に動作マーカーを貼付し、被験者の右側方からハイスピードカメラ(300fps)でシュート動作全体を撮影した。撮影した映像から、動作時間と右半身5部位(肘関節、肩関節、股関節、膝関節、足関節)の関節角度および角速度を算出した。また、被験者の身体計測および体力測定を別日に行った。結果、キネマティクス的要因について、股関節、膝関節、足関節において、シュートの正確性とボールリリース時の角速度の平均値および標準偏差(ばらつき)との間にそれぞれ有意な正の相関がみられた。身体特性的要因については、全ての項目においてシュートの正確性との間に有意な相関がみられなかった。これらの結果から、被験者が持つ身体的特性よりも、実際に行う際の動作自体がフリースローの正確性に影響を与えており、特に下肢の関節運動がフリースローの正確さに影響を及ぼしていることが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205813719296
  • NII論文ID
    130006351822
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.158_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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