09方−10−口−20 サッカーにおけるキックの正確性に関係するコオーディネーション能力について

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抄録

<p> サッカーにおけるキックの正確性について動作分析や筋活動の記録によるキック技術の分析が行われ、様々な知見が得られている。しかし、その技術を構成する要素と考えられるコオーディネーション能力との関係について十分に検討されていない。そこで本研究ではサッカーにおけるキックの正確性に対するコオーディネーション能力の関係について明らかにすることを目的とした。被験者は大学サッカー部員とした。キックの正確性テストとして、キックを行う地点から15、30、45m離れた3m×3mのグリッド内にノーバウンドでボールを落とすようボールをコントロールさせる課題を実施した。また関係する能力としてキック力(最大の速さになるように全力でボールのキックを行いボールの初速度を求める課題)とコオーディネーション能力テストを行い、キックの距離毎にキックの正確性との関係を検討した。その結果、コオーディネーション能力とキックの正確性は15m課題でのみ有意な相関関係を示したのに対し、キック力とキックの正確性は45m課題でのみ相関関係が示された。このことからからキックの正確性とコオーディネーション能力の関係は一様でない可能性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680788117760
  • NII論文ID
    130006351973
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.214_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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