書誌事項
- タイトル別名
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- INFLUENCE OF AMBIENT TEMPERATURE AND MOISTURE CONDITIONS ON FATIGUE RESISTANCE OF CONCRETE AND RC BEAM
抄録
疲労を受けるRC部材へ侵入した水は,耐疲労性を低下させるが,この水の凍結が耐疲労性に及ぼす影響は未解明である.本研究では,環境温度と含水状態に着目し,両者を制御した静的および疲労の載荷試験より,コンクリート円柱の圧縮と割裂引張の強度特性に加え,RCはりの曲げを評価した.その結果,気乾状態のコンクリートは,環境温度の影響を受けず,飽水状態のコンクリートは常温下で静的強度と疲労破壊回数が低下し,低温下では静的圧縮強度は増加したが強度増分に見合う圧縮疲労破壊回数の増加は認められなかった.一方,RCはりの曲げは,飽水状態において常温の耐荷性,耐疲労性は低下し,低温の耐荷性は向上した.しかし,低温と常温の耐疲労性は,疲労破壊回数としては同等ではあったが疲労破壊モードが変化することを明らかにした.
収録刊行物
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- 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
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土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 74 (1), 35-52, 2018
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205356599680
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- NII論文ID
- 130006386937
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- ISSN
- 21856567
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可