流砂の衝突回数を考慮したハイドロフォンデータによる解析手法の提案と現地への適用

• 長谷川 祐治

  京都大学防災研究所

• 宮田 秀介

  京都大学防災研究所

• 今泉 文寿

  静岡大学農学部

• 中谷 加奈

  京都大学大学院農学研究科

• 堤 大三

  京都大学防災研究所

書誌事項

タイトル別名

• HYDROPHONES ANALYSIS METHOD CONSIDERING SEDIMENT COLLISION FREQUENCY AND APPLICATION TO FIELD
• リュウサ ノ ショウトツ カイスウ オ コウリョ シタ ハイドロフォンデータ ニ ヨル カイセキ シュホウ ノ テイアン ト ゲンチ エ ノ テキヨウ

抄録

ハイドロフォンによる流砂量解析には，流砂の衝突回数（パルス数）を記録する方法が用いられる．しかし，流砂量が多い状態では全ての流砂がハイドロフォンに衝突しても管内で音が飽和してパルス数が検出され難くなり，流砂量を少なく評価することが課題に挙げられる．本研究ではパルスの記録方法を検討して，パルス数が最も多く記録される閾値で評価するMethod 1と，閾値毎に記録されたパルス数で評価するMethod 2の2つの手法を確認した．現地観測の結果を基に両者を検証して，Method 2で解析したパルス数は流砂量が多い状態でも検出されやすいことを明らかにした．また，この手法から得られた流砂量を基に数値シミュレーションを実施して観測と計算を連携させるために必要な情報を整理した．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｂ１（水工学）

  土木学会論文集Ｂ１（水工学） 73 (4), I_523-I_528, 2017

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• measurement sediment discharge
• hydrophone
• collision frequency
• field measurement
• numerical simulation

詳細情報

• CRID: 1390282680329306880
• NII論文ID: 40021162938
• NII論文ID: 130006406174
• NII書誌ID: AN10426673
• ISSN: 18808751
• ISSN: 2185467X
• ISSN: 09167374
• DOI: 10.2208/jscejhe.73.i_523
• NDL書誌ID: 028109311
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I028109311
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejhe/73/4/73_I_523/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可