書誌事項
- タイトル別名
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- Attenuation Characteristics of Major Active Faults estimated from Twofold Spectral Ratio Method
抄録
<p>本論は日本の12の主要活断層帯を対象として,P波の減衰特性の推定と活断層の特性との関係を考察したものである.減衰特性の推定においては,活断層をまたぐ観測点ペアと遠方の地震に対して二重スペクトル比法を適用し,震源特性,活断層近傍までの伝播経路特性,そして,サイト増幅特性を除去した.推定された減衰特性は12の活断層でそれぞれ異なっていた.減衰特性の違いについて考察した結果,断層破砕帯の大きさとの相関は見られなかったが,その一方で,地震後経過率とは明瞭な正の相関を示した.このことは本論で推定した減衰特性が活断層の応力状態,すなわち地震発生の切迫度を反映している可能性が考えられる.</p>
収録刊行物
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- 日本地震工学会論文集
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日本地震工学会論文集 18 (1), 1_59-1_76, 2018
公益社団法人 日本地震工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205357672576
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- NII論文ID
- 130006406295
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- ISSN
- 18846246
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可