末梢静脈カテーテル留置における超音波画像の検討

  • 藪中 幸一
    東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学
  • 村山 陵子
    東京大学大学院医学系研究科アドバンストナーシングテクノロジー
  • 高橋 聡明
    東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学
  • 田邊 秀憲
    東京大学大学院医学系研究科アドバンストナーシングテクノロジー テルモ株式会社
  • 河本 敦夫
    東京医科大学病院画像診断部超音波部門
  • 大江 真琴
    東京大学大学院医学系研究科アドバンストナーシングテクノロジー
  • 新井 梨佳
    東京大学大学院医学系研究科アドバンストナーシングテクノロジー テルモ株式会社
  • 真田 弘美
    東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学

書誌事項

タイトル別名
  • Ultrasonographic appearance of infusion via the peripheral intravenous catheters

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抄録

 【目的】末梢静脈カテーテル留置(以下カテーテル)が血管に与える影響について,超音波画像(US)による検討を行った.【方法】対象は大学病院の入院患者で,留置カテーテル抜去前に留置部のUSを撮影した30例である.USは,長軸像と短軸像の動画を撮影し,血管壁肥厚,血栓,皮下脂肪の浮腫の有無,およびカテーテル先端の位置について検討した.【結果】全30例中26例はカテーテル先端が血管内に位置し,4例は評価できなかった.26例のUSは,血栓型8例,血管壁肥厚型2例,血栓および血管壁肥厚の混合型8例の3つに分類できた.残りの8例は血管内腔に異常は認められなかった.【結論】USは,カテーテル留置が血管に与える影響を評価することができ,利用可能な方法と考える.

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