書誌事項
- タイトル別名
-
- The Relationship between Responsibility to Continue Thinking and Diverse Psychological Symptoms: Considering Mediating Effect by Repetitive Negative Thinking
- 考え続ける義務感と様々な心理的症状の関連の検討 : 反復思考を媒介変数と捉えて
- カンガエ ツズケル ギムカン ト サマザマ ナ シンリテキ ショウジョウ ノ カンレン ノ ケントウ : ハンプク シコウ オ バイカイ ヘンスウ ト トラエテ
- ――反復思考を媒介変数と捉えて
この論文をさがす
抄録
<p>近年,様々な心理的症状を説明する診断横断的なプロセスとして,反復思考の存在が明らかにされている。これまでの研究において,反復思考はメタ認知的信念によって形成されることが報告されている。しかし,考え続ける義務感といった,不安に対する予測力が強いメタ認知的信念との関連は検討されていない。したがって,本研究では,考え続ける義務感と様々な心理的症状の関連に対する反復思考の媒介効果について検討することを目的とした。分析の結果,考え続ける義務感と様々な心理的症状の関連は,反復思考に部分媒介されることが示された。さらに,様々な心理的症状に対する考え続ける義務感と反復思考の予測力は強いことも示された。これらの結果から,考え続ける義務感は,反復思考や様々な心理的症状を予測するメタ認知的信念であることが示唆された。したがって,考え続ける義務感の低減をターゲットとした介入が有効であることも示唆された。</p>
収録刊行物
-
- パーソナリティ研究
-
パーソナリティ研究 26 (3), 263-272, 2018
日本パーソナリティ心理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680190498816
-
- NII論文ID
- 130006441903
-
- NII書誌ID
- AA11873802
-
- ISSN
- 13496174
- 13488406
-
- NDL書誌ID
- 028882309
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可