両下肢麻痺を来たした肺真菌症の1例

  • 佐藤 慶
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 山田 充啓
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 平野 泰三
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 三橋 善哉
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 岡崎 達馬
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 玉田 勉
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 杉浦 久敏
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野
  • 一ノ瀬 正和
    東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座呼吸器内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pneumomycosis with Paraplegia

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抄録

<p>51歳,男性.腰痛後に両下肢麻痺を自覚し,CTやMRIで脊椎への浸潤を伴う左上葉の空洞影を認めた.CTガイド下生検,気管支鏡検査を行うも確定診断を得られず,除圧・生検目的に手術を行い,真菌による硬膜内髄外膿瘍と診断した.Liposomal amphotericin B(L-AMB)アムホテリシンBを投与したが,薬剤性腎障害を発症し,fosfluconazoleに変更し,その後は悪化を認めなかった.肺から脊椎への直接浸潤を来たす疾患として真菌症も鑑別に挙げる必要がある.</p>

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