Role of prostacyclin synthase in chemical-induced carcinogenesis
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- SASAKI Yuka
- Division of Health Chemistry, School of Pharmacy, Showa University
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- ENDO Yuki
- Nippon Medical School
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- SUZUKI Yasutomo
- Nippon Medical School
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- KONDO Yukihiro
- Nippon Medical School
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- YOKOYAMA Chieko
- Kanagawa Institute of Technology
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- HARA Shuntaro
- Division of Health Chemistry, School of Pharmacy, Showa University
Bibliographic Information
- Other Title
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- プロスタサイクリン合成酵素の化学発がんにおける役割
Abstract
【目的】プロスタサイクリン(PGI2)は、アラキドン酸からシクロオキシゲナーゼ(COX)によって代謝されたPGH2に、PGI2合成酵素(PGIS)が作用して生合成され、血小板凝集抑制作用をはじめ様々な生理活性を示すことが知られている。これまでに私たちはPGISを欠損させると、化学発がん剤による大腸発がんが亢進されることを見出してきた。しかし、PGISやPGI2の発がんにおける役割は不明瞭な点が多く、大腸以外の組織においても同様に発がんに関わるのかは明らかではない。そこで本研究では膀胱化学発がんモデルを用いてPGISの化学発がんへの関与について明らかとすることを目的とした。<br>【方法】野生型マウスおよびPGIS欠損マウスに0.05%BBN(N-butyl-N-(4-hydroxybutyl)nitrosamine)含有水を8週間自由飲水させた。BBN投与開始から30週目に膀胱を摘出し、組織標本を作製して発がんを評価した。また、膀胱組織中PG量をLC/MSを用いて測定し、膀胱発がんに関わるサイトカインのmRNA発現を定量的PCRにて解析した。<br>【結果】BBNの投与によって、投与開始から30週目には膀胱において野生型マウスでは69%に発がんが認められ、15%は筋層まで浸潤していた。一方、PGIS欠損マウスではすべてのマウスに発がんおよび筋層への浸潤が認められた。また、野生型マウスの膀胱組織において、PGI2代謝物である6-ketoPGF1αはBBNを投与したマウスでも投与していないマウスでも認められたが、PGIS欠損マウスでは6-ketoPGF1αは検出されなかった。さらに、PGIS欠損マウスではMΦマーカーであるCD68およびTNFαのmRNA発現が増加していた。一方、TGFβ、VEGFの発現は野生型マウスと同程度であった。<br>【考察】PGISの欠損は膀胱においても化学発がんを促進することが示唆された。この原因としてPGI2産生が抑制されたことが考えられるが、PGI2が膀胱発がんを抑制する機構については詳細な検討が必要である。
Journal
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- Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology
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Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology 44.1 (0), P-11-, 2017
The Japanese Society of Toxicology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205549585792
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- NII Article ID
- 130006581998
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed