中空微小球を添加したコンクリートのスケーリング抵抗性に及ぼす練混ぜ時間の影響

  • 田中舘 悠登
    岩手大学 大学院工学研究科(〒020-8551岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 羽原 俊祐
    岩手大学 理工学部システム創成工学科(〒020-8551岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 小山田 哲也
    岩手大学 理工学部システム創成工学科(〒020-8551岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 五十嵐 数馬
    デンカ株式会社(〒103-8338東京都中央区日本橋室町2-1-1日本橋三井タワー)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF MIXING TIME ON THE SALT SCALING RESISTANCE OF CONCRETE WITH MICROSPHERES

抄録

<p>施工による空気量の低下の対策として、中空微小球による空気の導入が検討されている。練混ぜ時間が中空微小球を添加したコンクリートの空気量およびスケーリング抵抗性に及ぼす影響について検討した。中空微小球の添加量が少ない場合、添加した後の練混ぜ時間が90秒間では、中空微小球の粒径に相当する直径150μm以下の気泡の空気量が2割程度低下し、スケーリング抵抗性の低下が見られた。添加量が多い場合、練混ぜにより直径150μm以下の気泡の空気量が低下するものの、スケーリング抵抗性の低下は軽微であった。空気量およびスケーリング抵抗性の低下は、練混ぜ途中で中空微小球が骨材と接触し破泡したため、生じたと考えられる。</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ