キリスト教と「運命」
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- 小柳 敦史
- 北海学園大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Christentum und »Schicksal«
- Der Nachklang des „Untergangs des Abendlandes“ in der evangelischen Theologie
- プロテスタント神学における『西洋の没落』の残響
抄録
<p>O・シュペングラーの『西洋の没落』は第一次世界大戦後のベストセラーとなり、当時のプロテスタント神学も対峙せざるを得ないものであった。本稿では、『西洋の没落』が当時のプロテスタント神学にとってどのような事件であったのかを明らかにしたい。まず、雑誌『キリスト教世界』でなされた議論をたどり、『西洋の没落』に対する神学者たちの反応の見取り図を手に入れる。その上で、一九二〇年代のW・エーレルト、E・ヒルシュ、K・ハイムの著作における「運命(Schicksal)」の概念について検討する。「運命」の概念は『西洋の没落』の歴史理解を支える概念であるのみならず、同時代の神学における論争概念となっていたのである。最後に、プロテスタント神学の外からの視点としてユダヤ系の言語学者H・ヤーコプゾーンの問題提起をもとに、「運命」についての当時の議論が帯びていた問題を検討する。</p>
収録刊行物
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- 宗教研究
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宗教研究 91 (3), 1-24, 2017-12-30
日本宗教学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680928975360
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- NII論文ID
- 130006589755
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- ISSN
- 21883858
- 03873293
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可