鑑賞的体験の言語化を通した美術の俯瞰的理解

書誌事項

タイトル別名
  • Comprehensive Understanding of Fine Art by Expressing One’s Experience of Art Appreciation
  • 鑑賞的体験の言語化を通した美術の俯瞰的理解 : 中学校美術科学習におけるアクティブ・ラーニングの視点導入に基づく試み
  • カンショウテキ タイケン ノ ゲンゴカ オ トオシタ ビジュツ ノ フカンテキ リカイ : チュウガッコウ ビジュツカ ガクシュウ ニ オケル アクティブ ・ ラーニング ノ シテン ドウニュウ ニ モトズク ココロミ
  • ―中学校美術科学習におけるアクティブ・ラーニングの視点導入に基づく試み―
  • —Study Conducted in the Junior High School Fine Art Classes Using an Active Learning Approach—

この論文をさがす

抄録

<p>本研究の目的は,生徒が身体的活動や追体験的活動を通した鑑賞的体験で得た感覚等を主体的に言語化する活動を導入した授業実践を行い,美術の俯瞰的理解に関する効果を明らかにすることにある。このため,中学校1年生を対象としてアクティブ・ラーニングの視点を取り入れた美術科授業実践を行った。学習活動においては鑑賞対象に応じた主体的な鑑賞的体験を設定し,各授業の後半で生徒が美術を俯瞰的に理解するための思考を促す発問を行い,それによって言語化された自由記述を収集した。その後,自由記述をテキストマイニングの処理によって可視化し,生徒の美術に対する俯瞰的理解の傾向について分析を行った。その結果,生徒は鑑賞対象ごとに異なる俯瞰的理解の傾向を示し,本実践で行った自身の感覚を通した鑑賞的体験の言語化は,美術の意味を俯瞰的にとらえることに対して有効であることが示唆された。</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ