野生動物による農林業被害問題や外来生物問題に関する大学生の意識調査について(予報)

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Questionnaire survey for university students on agricultural and forestry damage caused by wildlife and on alien species: a preliminary report

抄録

野生動物による農林業被害問題や外来生物問題は全国的に深刻な問題であるが、野生動物や外来生物の命とどう向き合うべきか、人間は動物とどのように共生すべきかを考える良い題材であると思われる。筆者は大学生への講義の中で、これらの問題に対する意識調査をアンケート形式で実施し、その概要を記載した。質問内容は、(1)野生動物による農林業被害問題は身近な問題か、あるいはよく知っているか、(2)農林業被害をもたらす野生動物にどう対処すべきか、(3)その対処は誰が行うべきか、(4)外来種に対してどう対処すべきか、などである。全 139 名からの解答を分析した結果、80%の人が農林業被害を身近あるいはよく知っていると解答したが、20%の人はあまり知らないと解答した。また農林業被害の対策として、野生動物には何もせず、人間側が徹底的に対策を講じるべきとの意見が最も多かった。農林業被害対策を講じるべきなのは地方公共団体であるとした人が多数であった。また外来生物問題では、意見がばらついたものの、最も上位を占めたのは捕獲し動物園等で飼育すべきであった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206110163072
  • NII論文ID
    130006655664
  • DOI
    10.14935/jsser.28.2_73
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ