未完成な証明の生成過程における個人の調整の様相に関する一考察
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- 牧野 智彦
- 宇都宮大学 教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Individual’s Coordination in Generating an Incomplete Proof
- -一組のペアに焦点を当てて-
- Focus on a set of Pair of Students
抄録
本稿の目的は,ペアによる問題解決過程の調査から,未完成な証明の生成過程における一人ひとりの生徒の調整の様相を捉えることである。そのために,ペアによる図形の証明問題の解決過程のプロトコルを「調整」の観点から分析した。その結果,一方は,調整を図ろうとし,他方は調整の必要性を感じていない様子がみえた。また,前者は,調整を保留した場合,代替案を探して調整しようとするが,他方は,自分が納得したこと以外は受け入れない様子がみえた。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 30 (6), 9-12, 2015
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681085432192
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- NII論文ID
- 130006655853
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可