Developing Classroom Materials for Mathematics to Enable Students to Appreciate Significance of Mathematics Learning and Need for Mathematics

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Other Title
  • 数学学習の意義や数学の必要性を実感しうる数学科の教材の開発
  • -RME 理論と mascil を手がかりとして-
  • Based on Realistic Mathematics Education and Mathematics and Science for Life Project

Abstract

本研究の目的は,職業と関わる実社会を題材とする数学的活動を重視した教材の開発の一端を示すことで,我が国の生徒が数学的活動を通じて数学学習の意義や数学の必要性を実感しうる数学科の教材の開発の一モデルを提示することである。そのために,数学の教材開発について,ユトレヒト大学フロイデンタール研究所の RME 理論とその教授原理を,職業と関わる実社会の題材の具体化について,EU における理数教育のプロジェクトである mascil を手がかりとした。開発された教材は,ある条件のもとでの薬の服用に伴う薬の血中量とその変化について生徒が数理的に考察し表現する活動を実現しうるものであると考えられる。しかもこの教材は,薬理学研究者,新薬開発に取り組む製薬会社等の関係者,薬剤師,医師をはじめとする医薬系の職業と関わるとともに,薬の使用者としてすべての生徒に身近な題材であり,数学学習の意義や数学の必要性を実感することに寄与すると考えられる。生徒の実態や取り上げる課題や問いを顧慮することで,中学校第 3 学年における関数領域の課題学習の教材や,高等学校の数学 B の数列や数学Ⅲの極限における教材となりうる。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282681085440512
  • NII Article ID
    130006655877
  • DOI
    10.14935/jsser.30.4_53
  • ISSN
    18824684
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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