Vanadyl tetrakis(thiadiazole)porphyrazine (VOTTDPz)分子の金表面吸着で観察される近藤効果

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Kondo effect for vanadyl tetrakis(thiadiazole)porphyrazine (VOTTDPz) molecule on Au(111) surface

抄録

<p>我々は金属フタロシアニン派生分子の表面上での磁性、特に分子が作る近藤状態について調べており、テルビウム2層フタロシアニンではラジカルの作る近藤状態を検出している。今回の報告では、フタロシアニンと酷似の構造でありながら末端がSで修飾されて、より強い分子間相互作用が期待できるvanadyl tetrakis(thiadiazole)porphyrazine (VOTTDPz)分子について測定を行った。フェルミ準位(Ef)付近に近藤状態が観測されたが、ピークはEfより~15mVシフトしていた。磁場の印加とともにピークはEfに観察され、強度も増大した。分子間の磁気的相互作用と近藤効果について議論する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206048205568
  • NII論文ID
    130006710348
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_2554
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ