室温での有機/磁性金属界面のπ-d結合の重要性:Fe(001)上のフタロシアニン単一分子

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タイトル別名
  • Role of π-d hybridization in a 300-K organic-magnetic interface: Metal-free phthalocyanine single molecules on a bcc Fe(001) whisker

抄録

<p>単一有機分子デバイスを実現するためは室温で機能しなくてはならない。電極表面で拡散せず、安定な表面界面電子状態を有することが求められる。我々は、7 K と300 Kの超高真空走査トンネル顕微鏡(STM)および分光法(STS)を用いて、Fe(001)ウィスカ単結晶上に吸着したフタロシアニン単一分子(H2Pc)を調べた。強いπ―d結合によりFe(001)上のH2Pc分子はAg(001)基板に比べはるかに強い吸着および拡散障壁を有するため、室温でも拡散せず非常に安定に・強く吸着することが分かった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206048267776
  • NII論文ID
    130006710390
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_2577
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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