電気伝導度、熱起電力計測に基づくAu原子接点における量子干渉効果の観測

• 相場 諒

  東工大院理

• 金子 哲

  東工大院理

• 木口 学

  東工大院理

• Demir Firuz

  Simon Fraser Univ.:The Petroleum Inst.

• Saffarzadeh Alireza

  Simon Fraser Univ.:Payame Noor Univ.

• Kirczenow George

  Simon Fraser Univ.

書誌事項

タイトル別名

• The observation of quantum interference at Au atomic junctions based on the measurements of electric conductance and thermoelectric effect

抄録

電子の波としての性質による量子干渉効果はさまざまな現象に寄与しているが、金属原子接点系においては構造欠陥や熱的劣化に敏感すぎるため制御困難であった。本研究では原子接点での量子干渉効果を接点での熱起電力に見出した。実験はBreak junction法により金単原子接点を作製し、接合構造を機械的に伸縮させつつ伝導度と熱起電力を同時計測した。接合構造を制御することによって量子位相を調節し、熱起電力の制御を行うことができた。

収録刊行物

• 日本物理学会講演概要集

  日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2618-2618, 2017

  一般社団法人 日本物理学会

キーワード

• ナノチューブ・ナノワイヤ

詳細情報

• CRID: 1390001206046928512
• NII論文ID: 130006710487
• DOI: 10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_2618
• ISSN: 21890803
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可