平面運動における力学概念の理解を促す相互作用型演示実験講義(ILDs)の実践

• 青木 海仁

  京教大物理

• 谷口 和成

  京教大物理

書誌事項

タイトル別名

• Practice of ILDs to promote conceptual understanding of planar motion

抄録

学生が物理に対して抱く誤概念を払拭することを目的に，米国の物理教育(PER)によって，相互作用型演示実験授業(ILDs)が開発された。日本においてもアドバンシング物理研究会をはじめとして，ILDsの実践が行われている。しかし，力学分野におけるILDsの実践は直線運動の文脈でのみ行われており，平面運動における実践は行われていない。今回直線運動のILDsを受講した学生に対して，FCIを授業前後で実施した結果，直線運動の概念理解度が大幅に上昇したが，平面運動の概念理解度はあまり上昇していないことが判明した。そこで平面運動の概念理解を促すILDs型授業の実践を行った。発表では実践内容とFCIを用いた調査結果などについて述べる。

収録刊行物

• 日本物理学会講演概要集

  日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3400-3400, 2017

  一般社団法人 日本物理学会

キーワード

• 物理教育
• 指導法・教授法
• 授業評価・教育評価

詳細情報

• CRID: 1390001206048065536
• NII論文ID: 130006711292
• DOI: 10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_3400
• ISSN: 21890803
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可