トンネル覆工の定量的な健全度評価手法に関する検証

書誌事項

タイトル別名
  • VERIFICATION ON QUANTITATIVE HEALTH MONITORING METHOD OF TUNNEL CONCRETE LINING

抄録

高速道路会社(NEXCO)の覆工詳細点検システムは,覆工点検画像取得システムによる覆工展開画像撮影記録から机上調査を実施し,重点点検個所を抽出する机上点検と技術者による詳細実施点検の組合せで構成されている.両点検とも覆工ひびわれ指数(TCI)に基づく外力およびはく落に関連する評価点と特記項目を組合せて評価を行っている.本報告では,高速道路の覆工詳細点検の高精度化および効率化を目的に,NEXCOが保有する85 000スパン以上の点検データ分析を行った.分析の結果,建設工法の違いにより覆工健全度評価に異なる傾向を有することがわかった.また,机上点検と詳細実施点検との比較により,点検システムの実用性は高いが,今後,更なる高精度化と効率化のため特記事項の照査や変状の進行性の把握等を検討する必要性が明らかとなった.

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参考文献 (1)*注記

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