書誌事項
- タイトル別名
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- Recurrence of p-stage I non-small cell lung cancer in patients after complete resection
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抄録
<p>肺癌病理病期I期の5年生存率は約80%で,完全切除できた症例でも再発する.今回,我々は病理病期I期非小細胞肺癌完全切除症例について予後検討を行い,再発予測因子を検討した.当院において肺葉切除以上と系統学的リンパ節郭清を行い,完全切除が施行できた原発性肺癌症例で,病期分類I期の非小細胞肺癌381例を対象とした.観察期間中央値は45ヵ月(1-89ヵ月)で,再発例は51例で,全症例の5年生存率は92.1%(95%信頼区間88.0-94.8%),5年無再発生存率は84.9%(95%信頼区間80.3-88.5%)であった.再発をエンドポイントとして検討した結果,単変量解析ではCT上の腫瘍浸潤径,病理学的腫瘍浸潤径,充実性腫瘍,組織型,組織学的グレード,PL因子,V因子,LY因子,術前CEA値が再発予測因子であったが,多変量解析では組織学的グレードのみが独立した再発予測因子であった.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 32 (4), 432-441, 2018-05-15
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204368175360
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- NII論文ID
- 130006734084
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可