天敵利用を支える基礎的な研究に関する最近の話題 Recent Topics on Fundamental Research Supporting Natural Enemy Use

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著者

    • 藏滿 司夢 Kuramitsu Kazumu
    • 筑波大学生命環境科学研究科応用動物昆虫学研究室|日本学術振興会 Laboratory of Applied Entomology and Zoology, Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba|Japan Society for the Promotion of Science

抄録

また,それらの成果として,実際に日本国内の農業現場における天敵を利用した害虫管理が実現している。さらに,2016年には天敵の農業現場での活用促進を目的に,およそ280種の有用天敵について生態と活用法を解説した「天敵活用大事典」が出版されるなど,天敵利用技術の現場普及も活発に行われている。そのほか,2017年10月には京都市において,The 5th International Entomophagous Insects Conference(第5回国際食虫性昆虫学会議)がアジアで初めて開催され,世界20か国から集まった約150人の研究者によって,天敵昆虫類を対象とした分類学,遺伝学,生理学,行動生態学,化学生態学,景観生態学,生物的防除など,基礎的な分野から応用的な分野まで幅広く議論が行われるなど,国内外において天敵昆虫類に対する関心はますます高まっている。本稿では,特集「天敵利用の関連研究と日本における技術開発・普及」において農業現場における天敵利用に関する研究の各論を掲載するに先立ち,総論として天敵利用を支える基礎的な研究に関する最近のトピックを,具体例を交えて紹介する。

収録刊行物

  • 日本応用動物昆虫学会誌

    日本応用動物昆虫学会誌 62(1), 13-20, 2018

    日本応用動物昆虫学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130006742913
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00186121
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    journal article
  • ISSN
    0021-4914
  • NDL 記事登録ID
    028886236
  • NDL 請求記号
    Z18-41
  • データ提供元
    NDL  J-STAGE  JASI 
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