線虫C. エレガンスの休眠・寿命を制御するインスリン様ペプチド

書誌事項

タイトル別名
  • Insulin-Like Peptides Regulating Diapause and Lifespan of the Nematode <i>Caenorhabditis elegans</i>
  • 線虫C.エレガンスの休眠・寿命を制御するインスリン様ペプチド : インスリン様分子の新たな生理機能
  • センチュウ C.エレガンス ノ キュウミン ・ ジュミョウ オ セイギョ スル インスリン ヨウ ペプチド : インスリン ヨウ ブンシ ノ アラタ ナ セイリ キノウ
  • インスリン様分子の新たな生理機能
  • New Physiological Functions of Insulin-Like Molecules

この論文をさがす

抄録

<p>「休眠」は多くの生物種における優れた生存戦略の一つである.モデル生物・線虫C. elegansは生育環境の悪化に応答して幼虫時に生育を停止し,休眠ステージに入る.これまでの研究から,①C. elegansの休眠制御にはインスリン様シグナルが関与すること,②40種存在すると推定されるインスリン様ペプチドのうち一部のペプチドがインスリン様シグナルの亢進・抑制を行うこと,③インスリン様シグナルは寿命制御にも関与すること,④インスリン様シグナルによる寿命制御は哺乳動物にも共通であること,などが明らかとなった.本稿ではC. elegansの休眠・寿命を制御するインスリン様ペプチドを中心として,それらの構造と機能などについて概説する.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 55 (6), 400-405, 2017-05-20

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (22)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ