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抄録
<p>【対象と方法】腰痛疾患症例117名(平均年齢61.9±8.5歳;肩関節疾患合併例44名を含む)に対し,約6.0ヵ月間(週2回)の水中運動療法を行い,以下の知見を得た.【結果】①.腰痛症例においては,水中運動後では運動前に比し,肥満の軽減,心肺機能の向上,体幹・下肢の筋力・柔軟性の増強,症状の改善がそれぞれ統計学的に有意に認められた(以下p<0.05).②.肩関節症例では,上記①.の所見に加え,上肢の筋力・柔軟性の増加が有意に観察され,肩関節症状の改善が認められた.③.全例を通じて,水中運動後では体幹伸展・屈曲力,ファンクショナルリーチ試験(全身バランス能力)の漸増的向上が有意に観察された.④.了解の得られた女性8名(平均年齢57.4±4.5歳)の骨密度測定では,第4腰椎骨密度などの有意な増強が認められた.【まとめ】以上より,腰痛・肩関節疾患に対する水中運動療法の有効性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 67 (1), 1-4, 2018-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204941014016
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- NII論文ID
- 130006743234
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可