血栓を掴む:急性期血栓回収療法の最新情報

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  • Acute stroke thrombectomy: an updated review

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抄録

<p>要約:2014~2015 年にかけて公表された複数のランダム化比較試験により,「発症4.5 時間以内にアルテプラーゼ静注療法を施行し」「発症6 時間以内に血管内治療開始可能な」「National Institutes of Health Stroke Scale スコア6 以上」の「内頸動脈~中大脳動脈M1 閉塞」で「Alberta Stroke Program Early CT Score 6以上」の急性期脳梗塞症例に対し,「ステント型血栓回収機器(stent retriever)」を用いて行う血管内治療は,内科治療に優る有効性を発揮することが証明された.わが国では現在,血栓回収デバイスとして血栓吸引機器であるPenumbraシステムと複数のstent retriever (Solitaire, Trevo, ReVive)が導入されており,今や適応を有する症例において「施行すべき標準治療」となっている.</p>

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