デジタル撮影とモニタ診断時代の胸部X線検査による肺がん検診の精度管理―とくに画質担保に向けて―

書誌事項

タイトル別名
  • Quality Control of Lung Cancer Screening by Chest Radiography in the Era of Digitization and Monitor Diagnoses -for Assurance of the Digital Image Quality-

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抄録

<p>胸部X線検査は肺がん検診の要となる検査であるが,近年,デジタル撮影へと移行が進んでいる.デジタル撮影用の機器は年々進化しているものの,本委員会が以前定めた肺がん検診に適するデジタル撮影機器の諸条件は,これまでタイムリーに更新されてこなかった.そのため本委員会では,肺がん検診に適したデジタル撮影の条件を日本肺癌学会のホームページに公開し,年1回更新するシステムを構築した.あわせて,肺がん検診読影用モニタ条件も学会ホームページに公開した.一方で,デジタル撮影の一部機種において,読影施設に送られる胸部X線画像の質が低下する事例が発生していた.本委員会は,当該機種を製造する企業の協力を得て,当該機種の問題点を精査・把握し,改善策を講じた.本委員会は,今後も肺がん検診が適切に行われるよう活動していく.</p>

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 57 (2), 65-68, 2017

    特定非営利活動法人 日本肺癌学会

被引用文献 (1)*注記

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