幼児版運動イメージ評価尺度の開発

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タイトル別名
  • Developing Criteria for Motor Imagery in Children
  • ─信頼性・妥当性の検討─
  • Validity and Reliability

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抄録

<p>【目的】発達障害児の運動イメージの未熟さが指摘されるが,幼児の運動イメージを評価する方法はない。幼児版運動イメージ評価尺度を開発し,評価の信頼性・妥当性を定型発達児で検討した。【方法】対象は42 名,そのうち13 名に再度同じ評価を実施した。評価は対象児に5 種類の基本肢位から1~2段階の姿勢変化をイメージさせ,その姿勢の絵カードを回答させた。同一評価者が36 点満点で評価した。分析は年齢との関連性をSpearman の相関係数,評価結果の信頼性を級内相関係数ICC,内的整合性にはCronbach’sのα 係数を求めた。【結果】運動イメージ評価指標と年齢との相関はrs = 0.72 と強い関連性を示した。ICC(1,1)は0.859 と高い信頼性があった。Cronbach’sのα 係数は0.829 で高い内的整合性を示した。【結論】今回の運動イメージの評価の妥当性と信頼性が確認でき,今後発達障害児の評価指標になりえると示唆された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 44 (3), 213-218, 2017

    日本理学療法士学会

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